本日、自転車で転倒し手首を痛めたO君が来院されました。
足首や手首などの捻挫を経験したことのある方は、きっとたくさんいらっしゃいますよね。ただ頻繁におきるケガだからこそ、捻挫の対処方法は意見が分かれたりします。
「捻挫なんて放置しておけば勝手に治る」という意見もありますし、その一方で「捻挫をしたらすぐにでも病院に行くべきだ」という意見もあります。いざ捻挫をしてしまったらどうしたらよいのかと迷ってしまいますよね。
受診の基準としては、
捻挫をした関節が明らかに変形している
捻挫をした関節を動かそうとすると激痛が走る
捻挫をした関節を自力で動かせない
捻挫をした関節周辺がパンパンに張れている(通常時の1.5倍以上が目安)
捻挫をした関節の痛みがいつまでもとれない
自分ではあまり判断ができないというときには、まずは絶対安静でおおよそ1週間ほど様子を見ましょう。そして、それなりに腫れや痛みが引いてきているかどうかで判断するとよいかもしれません。また、できるだけ関節に後遺症を残したくない方は、自己判断せずに診察を受けたほうがよいです。
明らかに捻挫したなと思ったら、自分で先ず行うことは、
①Rest(安静にする)
②Ice(冷却する)
③Compression(固定する)
④Elevation(挙上する)
Rest(安静にする)
もしスポーツをしているときなどに捻挫をしてしまったら、まずは安静にしましょう。無理に運動を続けたりすると、内出血や炎症が悪化してしまいます。また、患部を無闇にさわらないように。
Ice(冷却する)
捻挫の応急処置で最も重要なのが冷却(アイシング)です。すぐに患部を冷却することで、内出血や炎症を最小限に抑えることができます。もし足首や手首を捻挫してしまったら、できるだけ迅速に患部を冷却するようにしましょう。
具体的にはキンキンに冷えた氷水の入ったバケツを用意します。そして、そこに約10~15分ほど患部を入れているがよいです。また、氷をたっぷりと入れたビニール袋(2重・3重にするとよい)などで患部を冷やすのでもOKです。
すぐに氷を用意できない場合には、流しっぱなしにした水道水に患部をつけることでも、一定の冷却効果を得ることができます。
Compression(圧迫・固定する)
捻挫をした関節周辺を包帯やテーピングで圧迫すると、患部への血流が止まるため、内出血や炎症を抑える効果を得られます。また、関節を固定することで、靭帯などの修復を早める効果も得られます。ただ包帯やテーピングをあまりきつくしすぎないようにしましょう。健康な細胞まで壊死してしまうことがあります。
Elevation(挙上する)
患部が心臓より低い位置にあると、患部に血液やリンパ液がどんどん流れるため、内出血や炎症が助長されます。そのため、もし足首や手首などを捻挫してしまったら、患部を心臓より高い位置に保つように意識しましょう。特に就寝時に患部を拳上するようにしていると、捻挫が治りやすくなります。
本来、整骨院とは『脱臼、骨折、捻挫、挫傷』の専門家です。
整形外科よりも、細かく状態を観察し、リハビリを行います。
整形外科では固定だけして、リハビリは本人任せにしているのが現状です。結果、痛みが続いたり、動きが正常に戻らなかったりします。
そうならないように、かかりつけの整骨院を作っておくと良いですよね。
当院では、脱臼、骨折等からからだの歪みまで幅広く見ていきますので、お困りのかたは是非お問い合わせください。